上海太太徒然草

上海に連れて来られた駐在妻の記録

家探し/ 露香園

中国の賃貸物件って今の日本みたいに借主が守られているわけじゃなくて、突然家賃が上がったり、出ていけということになっても受け入れないといけないの。

まだ確定じゃないんだけど私たちがいるマンションももうすぐ退去させられるっていう噂が流れていて、ちょうど契約満期だし、一年前に引っ越したばかりだけどまた引っ越しを検討中。

二十歳くらいで一人暮らしを始めた時から数えて8回目の引っ越しになりそう。日本では不動産屋で働いていたし、いろんな家を見るのは嫌いじゃないけど😂

 

そんなこんなで日曜日は不動産屋さんと物件巡りをしたんだ。

昨年もいくつか回ったし、今回も5つ回って上海のサービスアパートメントは結構見たと思う。

一応ね、結構気に入った部屋があったから連絡済み。窓が大きくて明るくて、珍しくカウンターキッチンなところが気に入った。

上海のマンションのキッチンって大体玄関に入ってすぐのところにあって、じめじめして暗い印象のところが多くて嫌。料理って一人でするものなのに、リビングが遠いと一層孤独感が強まって辛い。

あとはオーブン、食器洗い機、洗濯乾燥機も揃っていたし、豪華ぶりを強調する暗い色の内装が多いなか、明るい色の木材を使ってシンプルな様子が良いなと思って。

 

それでね、我々が申し込みをした部屋とは違うのだけど、国営企業の不動産屋が運営する老上海(ラオシャンハイ/昔ながらの古き良き上海)的なとっても素敵な部屋を見つけたから共有したい。

その名も露香園(luxiangyuan)、サビアパとしては昨年開業の新しい物件なの。

租界時代(1910〜1930年くらい?)に建てられた石庫門と呼ばれるレンガ作りの建物をリノベーションして作られたマンションなんだって。

 

雨が降ってたから外観は撮ってないけど、ロビーから中庭を見た感じ。レンガはグレー✖️朱色でおしゃれ。

階段を上がった先は朝食会場。毎朝朝食付き!

壁紙は狩猟をする貴族の絵。おしゃれすぎる…

この廊下の奥はブックカフェに繋がってるの。国営企業らしさがチラリ。

部屋のなか。

3階建で、ここは1階のお部屋。木材の温もり感が良い💓部屋の仕切りになっているステンドグラス風の仕切りが綺麗で印象的だった!

写真の手前に玄関とキッチン、ステンドグラスの向こうにはベッドとバスルームがあって、1LDK。

水回りは濃い緑色のタイルが良い雰囲気💚

キッチンもかわいい!上段は見せるタイプの収納。

何から何までドラマや映画に出てきそうな趣があってすっごく良かった。テレビの前あたりで、遺産相続に関する揉め事が起こったりしそう。笑

文化財に住めるなんてなかなかないチャンスだし!モダンガールみたいな服装をしたくなるかも💓

 

ただ実際に住むとしたら、窓が少なくてちょっと暗いのと、周囲が自然豊か&網戸なしだから虫に悩まされそうっていうのと、お風呂やキッチンのあたりが日本人的には使いづらそうっていうのが難点かなあ。

一週間だけだったら喜んで住むけど!

物件探しをしてるけど、「やっぱり退去はありません」ってなりそうな気もする。昨年も本気らしいって噂が流れたけどなかったし、友達の住んでいたマンションも、途中まで退去が進んでいたのにやっぱりやめたってなったらしい。

幸い気に入った部屋があったけど、引っ越しってそれだけで面倒だからな〜、ないなら引っ越しもしたくない?ような。どっちでも良いような。

そういえば上海、最近なぜかGが増えてるらしい。やだ〜〜〜〜