上海太太徒然草

上海に連れて来られた駐在妻の記録

路易号

先月南京西路にルイヴィトンの新しい建物ができたんだ。最近の上海で一番話題のスポット。先週末に見に行ってきた。

メタリックな巨大な船の形をしていて、路易号という名前がついている。

路易は中国語でluyiって読むんだけど、外国人のlouisっていう人名は基本的にこの漢字が当てられる。日本人がカタカナでルイって書くのと同じかんじ。

船の周辺がすっごく混んでいて歩けないくらいの写真をたくさん小红书で見ていたんだけど、日曜の昼間なのに思ったよりも空いていて良かった。でもこの日も夜は人でごった返していたって聞いた。

最近は暑いから、昼間は外に出ず、日が落ちてからお出かけする人が多いらしい。6月の中頃に35度を超えるようになったあたりから、街は夜の方が明らかに人が多い。今日も最高気温は37度😂

路易号の中は、1階が展示スペース、2階が店舗、3階がレストランになっていてWeChatのミニプログラムから入場の予約ができるんだけど、今は完全に埋まっていて全く予約が取れない状態…

ヴィトンって中国人がかなりお好きみたいなのよね。お金持ちそうな中国人男性は大体ヴィトンかグッチで全身を固めている気がする。不景気な中国でも、こんなに大きな建物が作れるほどヴィトンは儲かっている、のかな。

 

一昨日は夫と一緒に、同い年くらいの最近上海にきた人を囲む会に参加してきたんだ。なんか面白かったな〜

上海にいると、東京では絶対に知り合わなかった人とも出会えて面白い。学校とか会社とかは大体似たような境遇の人が集まるじゃない。でも上海ならそもそも関東の人と関西の人が半々くらいだし、知り合うはずのなかった人々と出会って自分とは全然異なる人生を見ることができて面白い。

 

そういえば、開催場所が日本人御用達のイタリアンのお店だったんだけど、隣のテーブルでは、会社の飲み会中らしい日本人のおじさんを中国人の小姐がお迎えに来てて興味深かった。

小姐(xiaojie/シャオジエ)って知ってる?一般には「お姉さん、お嬢さん」くらいの意味だけど、日本人が言うときには大体キャバクラに近いお店で働いている中国人の女の子を指すよ。キャバクラって元々日本の文化じゃない、基本的には日本人男性駐在員向けに発達したお店でね、日本語を話せる中国人の女の子がいて、日本人のおじさんたちが蛾のごとくそこに集まり、小姐と個人的な仲になったりするらしい。

夜の古北(gubei/日本人街)に行けば必ず一組は日本人と中国人小姐のセットに会えると思う。

でも男性が他の人と飲んでいる席にお店の女の子がお迎えに来るなんて日本じゃ考えられないよね。例え独身の人でも、お店遊びに限らず女の子が迎え来る人は見たことがない…

一昨日聞いた話だけど、そのキャバクラ的なお店も、日本男性からの人気がすごくてどんどん高額になり、最近では日本人よりもお金のある中国人富裕層のお客さんが増えているらしい。

とっても気になる世界だけど、既婚女が行って試してみるのはあまりにも不自然だから、誰か日本人男性の目線で是非ともノンフィクション小説(をもとにしたフィクションでも)にしてもらいたい。

 

文字ばっかりになっちゃったので美味しいものを。もう23回も注文した成都你六姐の冒菜。

好きな具材をチョイスして注文するんだけど、最近は腐竹(しっかりめの湯葉)を頼みがち。写真の中央にある、ヒダのついた白いもの。スープがよくしみて美味しいのだ。