海拉尔(ハイラル)駅から電車に乗って、満州里駅へ。

タクシーの運転手さんに「普通の、普通の普通の電車」と言われた電車がこちら。上海から来たと言ったから、高铁(gaotie/中国の新幹線)みたいなすごい電車じゃないけど大丈夫?みたいなことだと思う。

濃いブルーグリーンが可愛いかった。
景色はずっとこう。たまに牛や羊や馬の群れが現れる。

中はこんな感じ。4人と6人のボックスシートが並ぶ。終点の満州里に着いたあとに撮ったから誰もいないけど、ほとんどの座席が埋まってた。

2時間ほど電車に揺られ、満州里駅に到着。この町はロシアとの国境があるということで、ロシア風の建物が多い。満州里駅もロシア正教風の丸いドームが素敵だった。

一度ホテルへ行き荷物を置いてから観光へ。駅で乗ったタクシーの運転手さんと話して、200元(4,100円くらい)で行きたい観光地を回ってあげるという話になったのでお願いした🚗
呼伦湖(hulunhu)、フルン湖。中国で5番目に広い湖らしい。向こうが全く見えないくらい広かった!波の音もするし、これはほぼ海🌊

フルン湖は、近くまで自家用車で行くことはできず、公共のバスのチケットを買うか業者の車で行くかの二択らしい。そんなことは知らなかったので、運転手さんと癒着関係にあるらしい業者のところに連れて行かれ、このタクシーでは行けないので乗り換えろ、400元(8,200円くらい)だと言われたことから揉めて大変だった。
運転手さんとその業者の老板が、こちらが外国人なのをいいことに他の選択肢などないと言い張るので、夫がそんなはずはない、一般のルートがあるだろうとぶちぎれ、長い言い合いがあった末に結局、たくさんの観光客で溢れかえる公共のバス乗り場まで連れて行ってくれた。やっぱりあるんじゃん!
フルン湖は綺麗だったけど…

そのあとに向かったのは「国门」。ロシアとの国境があるところで、この先にある大きな門から中国人とロシア人は行き来ができる。


右の赤と黄色の建物がタワーになっていて、上から中国、ロシア、モンゴル国の3つの国が見渡せるらしく面白そうだと思っていたんだけど、日本のパスポートではダメと言われて上れなかった。
インスタに上れなかったと載せたら、自分が行ったときは上れましたとメッセージをくれた日本人の方がいたので、ルールが変わったのか担当者の違いか。日本は基本ルールが全てだけど、中国はルールがあるようなないような、言ったもんがちな部分が強いから、担当者が知らなかったとか面倒だったとかの可能性もあると思う。
そこから車ですぐ近くのところにある、「套娃景区」。

套娃(taowa)とはマトリョーシカちゃんのこと🪆この2つの大きいマトリョーシカちゃんはなんとホテルで、足元はマトリョーシカちゃんがテーマの遊園地なんだって!
ホテルには泊まってないけど、ロビー階をチラ見。

ランプまでマトリョーシカちゃん。可愛い💓
ホテルの1階には洋風ドレスのレンタルのお店がいくつかあり、ドレスを着て撮影をしている女の子たちがたくさんいた。
呼伦湖,国门,套娃景区と3つ回ってホテルへ戻り、運転手さんとはお別れ。途中でこれまた癒着業者だろう、牛肉干(特産のビーフジャーキー)を買いに行かないかなどと言われたがいらないと言い、最後にご飯も食べずに運転してやったんだからチップをくれよと言っていたらしい(私はリスニング力不足で何を言われているのか分からなかった笑)が、無視して約束の200元を払って下りた。
悪い人間だとは思わないけど、こうやって商売をしてるのね、やれやれ。
夜ご飯は大众で調べて高評価だったロシア料理のお店、卢布里西餐厅へ。

人気そうだったので早めの17時半くらいに行ったのだけど、大行列で席につけたのは18時10分くらい。
ボルシチが美味しかった!

1時間に一回ショーがあって、ロシア人らしいお姉さんたちがダンスを披露してくれる。

真ん中のお姉さんは上手だったけど、左右のお姉さんたちはまだ覚えたてかなって感じだった。がんばれ〜
そういえば満州里はロシア雑貨やロシア食材のお店がたくさんあるけど、ロシア人観光客もたくさん見かけた。看板の文字も、ハイラルは中国語&モンゴル語だったけど、満州里は中国語&ロシア語だった。普通の電車で2時間の距離なのに面白いね。
夫の体調がどんどん悪くなり、この後は翌日の飛行機の時間までホテルでゆっくりして、満州里西郊空港から飛行機に乗って上海に帰ってきた✈️
空港から直接病院に行って検査してもらったところ、まさかのインフルエンザだったことが発覚。こんな真夏に…と思ったけど、お医者さん曰く流行ってるとは言わないがたまにいるらしい。
なんだか色々ある旅行だったけど楽しかった〜
フルンボイル草原は私の人生の中で一番空が広い場所だと思う、行けてよかった🌿
